本当の天守
この地には弘前城築城当初、5層の天守がありました。しかしこの天守は1627年(寛永4年)、火事(落雷が原因とも言われています)により焼失してしまいます。以後、1810年(文化7年)になるまで天守の新造が認められなかったため、ここには櫓が建てられました。本丸の南西(未申の方角)にあったため、本丸未申櫓と呼ばれたそうです。
1694年(元禄7年)に石垣を修理した際、不動明王の梵字を刻んだ石が出土したという記録が、当時の藩庁日記に残されているそうです。この石は現在、弘前市内の最勝院に保存されています。
基本情報
場所 | 本丸(有料区域内) |
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本丸入場料金 | 大人:300円/子供:100円 |
団体(10名以上)の場合 大人:240円/子供:80円 |
位置
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津軽一帯
天守台から望む岩木山です。ここからはカヤの木(推定樹齢250年)に遮られていますが、5層の天守(高さ20メートル)からは岩木山を含め、津軽一帯が展望できたはずです。
天守台見上げる
本丸の石段を降って、西の郭から天守台を見上げたところです。
周辺施設・スポット
御日記蔵跡
弘前藩庁日記と呼ばれる日記は、1661年(寛文元年)に4代藩主津軽
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御金蔵跡
1691年には屋根は瓦葺で、入り口前には番所も置かれ、有名な古木として5つ葉のヒメコマツがありました。
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武者屯御門跡
長勝寺構の黒門と同様の高麗門形式で、門扉は2枚扉になっていたといいます。
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天守/御三階櫓
江戸時代に築かれ日本に現存する12の天守のうち、最北端に位置する天守です。
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最寄りの出口
東門口
追手門口と同様に、ここから入城する観光客も多くいます。まっすぐ進めば、どの出入り口よりも早く天守閣を見ることができます。
東門口の付近には、津軽為信公銅像で有名な「弘前文化センター」があります。文化センターには駐車場がありますし、その周辺には路線バスと100円バスの停留所があります。
最寄のトイレ
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南口券売所前トイレ
本丸内、南口券売所付近にあります。
トイレの標識は、人々に解りやすい標識でありながら、公園の景観を損なわないデザインになっております。