所謂櫓門形式の城門
弘前公園に現存する5つの櫓門のうち、他の4つの門は昭和12年(1937)年に重要文化財として指定されました。
しかしこの東門のみ、昭和28年(1953年)の指定となっています。なぜ指定が遅れたかについては、現在調査中です。
門の周辺
付近には弘前文化センターがあり、東門から入園する場合はこちらに駐車すると便利でしょう。
追手門同様、タクシーの待ち合わせ数も多くさらに100円バスの停留所も近くにありますので、弘前駅からのアクセスも便利です。
天守のある本丸に向かうには、この東門から入園するのが1番の近道でもあります。
基本情報
場所 | 三の丸 |
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建築年代 | 慶長16年(1611年) 2代藩主 津軽信牧 |
指定年月日 | 昭和28年 |
位置
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公園の外を眺めた様子
東門の入り口から、公園の外を眺めた様子。写真を見れば分かるように、城外から門に直進して入ることはできません。門の前の空間は土塁で囲まれており、これが枡形と呼ばれる防衛装置です。敵の直進を門の前で妨ぐことで、その勢いを弱めるようにしています。
この門の近くの弘前市民文化センター前には、弘前藩初代藩主津軽為信公の像が鎮座しており、弘前公園観光には欠かせない撮影ポイントのひとつになっています。
御殿跡から出土した甕
東門だけではなく、園内の各所に置かれている傘立て(写真下部中央)。
これは、弘前藩第4代藩主
甕には津軽家の家紋である、七つ葉の
左手側には弘前城植物園
東門入り口から、三の丸を眺めた様子です。向かって左手側には、弘前城植物園が広がっています。
東門から入園すると、弘前城植物園北案内所がすぐ近くにあるので植物園も見学しやすくなっています。
商物園の反対側(写真向かって右手側)にはピクニック広場が広がり、週末は家族連れでにぎわいます。
周辺施設・スポット
弘前城植物園
園内には、1500種、12万4000本の樹木などを植えており、四季折々の草花、庭園なども楽しめます。
ピクニック広場
関山をはじめ、佐野桜、ウコン、江戸彼岸、ソメイヨシノなどが植えられており、桜のシーズンは花見を楽しむ人で賑わいます。
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三の丸東屋
石橋の側にたたずむ東屋です。近くには水飲み場もあります。
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外濠
弘前公園の外周、北・東・南を囲んでいます。土塁や沿道にはたくさんの桜の木が。
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最寄のトイレ
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ピクニック広場前トイレ
東門から園内に入り、まっすぐ進むと右手に東屋が見えます。そこを右に曲がると左脇にあります。
トイレの標識は、人々に解りやすい標識でありながら、公園の景観を損なわないデザインになっております。