城内唯一の石橋
中濠を隔て、二の丸と三の丸に架かります。1848年(弘化5年)、それまでの土橋が架け替えられ、今に見られるような姿となりました。城内では唯一の石造りの橋です。
橋の周辺
二の丸側には橋を渡るとすぐに東内門が構えます。三の丸側には東屋があり、この周辺は木々が多いため、四季の表情豊かな隠れ家的スポットとなっています。
<看板内容>
東内門外橋(石橋)
城内では唯一の石で造られた橋で、弘化五年(一八四八)にそれまでの土橋を掛替えた。
二の丸側の大イチョウは、すべての葉が落ちると里に初雪がふると言伝えられている。また北側の濠には、古代蓮として有名な「大賀ハス」が植えられている。
基本情報
架け替え | 1847年 |
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橋の長さ | 3.84メートル |
橋の幅 | 3.84メートル |
位置
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ダムの仕組み
石橋をはさんで、同じ中濠でも両側の水位は異なっています。写真手前に見える濠は、水位の低い方です。
橋の真下がちょうどダムのような構造をしており、水位が調節される仕組みとなっているようです。
ゆるやかな曲線手
欄干(らんかん)はゆるやかな曲線を描いており、モダンな印象を受けます。これが藩政時代に作られたものだというのだから驚きです。
橋げた
もちろん、橋げたも石造り。興味のある方は隅々見てまわってみてはいかがでしょうか。
周辺施設・スポット
東内門
三の丸東門から本丸に向かうと、ほぼ一直線上にあるのがこの東内門です。 南内門とともに、二の丸に現存する2つの城門となります。
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弘前城植物園
園内には、1500種、12万4000本の樹木などを植えており、四季折々の草花、庭園なども楽しめます。
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与力番所
上級武士に仕えていた人々のことを与力といい、その与力が見張り役として警備をした詰所(番所)を与力番所といいます。
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正徳5年のカスミザクラ
1715年(正徳5年)に藩士が京都から桜の苗木を25本持参し、城内に植えたものの1本です。毎年美しい花を咲かせます。
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最寄りの出口
東門口
追手門口と同様に、ここから入城する観光客も多くいます。まっすぐ進めば、どの出入り口よりも早く天守閣を見ることができます。
東門口の付近には、津軽為信公銅像で有名な「弘前文化センター」があります。文化センターには駐車場がありますし、その周辺には路線バスと100円バスの停留所があります。
最寄のトイレ
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東内門前トイレ
三の丸から東内門をくぐり二の丸へ入ると、左手にあります。
トイレの標識は、人々に解りやすい標識でありながら、公園の景観を損なわないデザインになっております。