
弘前さくらまつりの「禁止事項」と「お花見の楽しみ方」
今年も桜の季節がやってまいりました。弘前公園の「弘前さくらまつり」は日本中、そして海外からも観光客が大勢訪れる青森の一大イベントです。
しかしながら昨今、公園内のマナー違反や最低限のルールを守らず、他の観光客、地元の方へ迷惑をかけたり、トラブルになっているケースが頻発しております。
みんなで楽しく気持ち良く楽しんでもらうために、さくらまつり期間中の禁止事項、配慮したいこと、そして楽しみ方を紹介していきたいと思います。
なお、今回は弘前でおなじみの生キャラ・りんご飴マンをモデルに解説していきます。「弘前でおなじみ…?」という県外の方からのお声が聞こえてきそうですが、ここは聞こえないふりに徹し、進めていきましょう。
早速ひどい画が飛び込んでまいりました。
りんご飴マンが大きなビニールシートの真ん中でポツンとひとり座っております。団体の場所取りなのか、はたまたひとりで使っているのか…。
場所取り自体は禁止されているものではございませんが、公園はみんなのスペースです。他の方の迷惑にならないよう、過度なスペースの場所取りは避け、譲り合って気持ち良く使うようにしましょう。
何やらひとりバーベキューの準備をしているようですが、弘前公園内は火気厳禁です。花火やキャンプファイヤーなども絶対にやめましょう。
あっ、ダメですよ!弘前公園内は禁煙です。喫煙される場合は指定の場所でお願いします。
※火をつけていないタバコです。演出であり、りんご飴マンはタバコを吸いません。
おや、ワンちゃんとお散歩ですか。いいですね。しかし、弘前公園ではペット(補助犬除く)の散歩は禁止されています。犬など動物を連れての散歩はご遠慮ください。
※補助犬は除きます。また、ペットの散歩は禁止ですが抱っこ・ゲージ・カートでの入園は可能です。
とても爽やかで春の到来を感じる写真ですが自転車・バイクの侵入は禁止しております。指定の駐輪場に停めて園内へは徒歩でお願いします。
日本酒をガブ飲みしていますね。大丈夫でしょうか。
目と割り箸の角度がすわってまいりました…。
あらら、いわんこっちゃない。
お酒がきっかけでトラブルや事故になるケースも少なくありません。飲酒は節度をもってほどほどにし、周りへの配慮をお願いします。そして絶対に飲酒運転はやめましょう。
おっ、今後はビールですか。いいですねぇ。
あっ!今ポイ捨てしましたね!見ましたよ!
ペットボトルや缶、露店の串や空きパックなどを公園にポイ捨てすることは禁止です。せっかくの美しい桜も、ゴミの散らかる公園では風景も感動も台無しです。
ゴミは園内に設置されたゴミ箱に分別して捨てましょう。綺麗な弘前公園であり続けるために、皆さんのご協力をお願いします。
今度は気分が良くなったのか、ひとりカラオケ大会が始まりました。爆音です。とても大きな音が園内に響き渡っております。
スピーカーなどを持ち込み、園内で大音量の音楽を流すことは禁止です。ヘッドフォンなどで個人的に楽しむなど、配慮をお願いします。
ん?何かを見つけたようです。
!?
なんということでしょう、桜の枝を折ろうとしています。このような行為はもちろん禁止されています。
軽いいたずらのつもりでも、災いは大きく自分に返ってきます。人の手で自然を壊すようなことは絶対にやめてください
おや?
疲れてしまったのか、酔いつぶれたのかいつの間にか寝てしまいました。公園でのお昼寝は盗難の危険性があるほか、トラブルの種になることもありますので気を付けましょう。キャンプなどは禁止です。布団や寝具の持ち込みなども避けましょう。
というわけでりんご飴マン、起きなさい。
ペットの散歩禁止など、意外に知られていないルールもあったかと思いますので、是非覚えておいてくださいね。
それでは最後に、さくらまつり期間中の公園おすすめスポットや楽しみ方などについて触れておきましょう。
まず、移動にはバスがおすすめです。周辺の駐車場はほぼ全て満車になることが想定されることと、期間中は本数も多く公園前に停まってくれるため、大変便利です。普段ドライバーの方はお酒を楽しめるのも魅力の1つではないでしょうか。
弘前公園といえば弘前城。100年に1度の天守曳屋大工事が行われ、全国的にも大きな注目を集めました。
石垣から離れた天守を見れるのも今だけ。桜とのコラボ写真を撮る観光客で賑わうことでしょう。
さくらまつりといったらやっぱりこれ。花より団子、露店を楽しむのもお祭りの醍醐味です。露店の定番から青森ならではのグルメが公園内にはいっぱい。
グルメだけではなくアトラクションも充実しているので、ちょっとした遊園地のような空間に心踊ることでしょう。是非ワクワクしながら園内を散策してみてください。
残念ながら桜が散ってしまった時期でも写真が撮れるよう、期間中はパネルも設置してあります。
他にもお楽しみのポイントがたくさんあるので、園内を散策して探してみましょう。
また、天気が良ければ外堀のボートに乗ってのんびりお花見をするのもとても気持ちよいです。
残念ながらりんご飴マンは人生の伴侶がまだいないようですが、恋人やご夫婦、ご家族やお友達などと一緒に楽しい水上の時間をお過ごしください。
いかがでしたでしょうか。
さくらまつりの楽しみ方はひとそれぞれですが、大勢の観光客や地元の方が訪れるからこそ、マナーとルールをよく守り、お互いがゆずり合い、時には注意し合って気持ち良くお祭りを楽しみたいものですね。
りんご飴マンもきっと、これからはマナーとルールを守ってくれるはずです。
ね、りんご飴マン?
おや?どうしたのでしょう。
どうやら迷子になってしまったようです。東京ドーム10個分以上の敷地を持つこの弘前公園、もしお子様が迷子になってしまったらさくらまつり本部受付までお願いします。
(りんご飴マンは弘前市民なんだから甘えてないで自力で帰りなさい)
それでは、マナーとルールをよく守り、楽しいさくらまつりを過ごしてくださいね☆
お花見の楽しみ方、注意点の情報はコチラ!
(写真撮影:2016年4月19日)