倒木した「二の丸大枝垂れ」、復活へ向けてひたむきに咲く【弘前公園・弘前城】

更新日:2014年05月03日(土)

弘前さくらまつりが開催されている弘前公園には、2011年に豪雪などで倒木した園内最大のシダレザクラ「二の丸大枝垂れ」があります。
二の丸大枝垂れは1914年植栽された「弘前市古木名木」の一つで、接ぎ木や治療に努め、再生に取り組んできました。
写真の通り、今年もまた見事に花を咲かせました。

弘前市公園緑地課参事で桜守の小林勝さんは「昨年より花が多く枝も増えている。今後は上に枝が伸びるよう工夫していく」と話しているとのこと。

5月1日から「二の丸大枝垂れ」も散ってきているとのことなので、ゴールデンウイーク後半はぜひこの「二の丸大枝垂れ」を見に来て下さいね。

2008年、雪害で折れる前の「二の丸大枝垂れ」

シダレザクラ「二の丸大枝垂れ」
シダレザクラ「二の丸大枝垂れ」

2013年、折れた後も頑張って桜を咲かせる「二の丸大枝垂れ」

シダレザクラ「二の丸大枝垂れ」

2014年、すこしづつ回復し桜の数も多くなった「二の丸大枝垂れ」

シダレザクラ「二の丸大枝垂れ」

樹木医・小林勝さんは、枝を切ることがタブーだった桜に、積極的に剪定(せんてい)を行い、青森県弘前市の弘前公園の桜の木の生命力を引き出すことに成功した方です。

2011年、大雪で根元から倒れてしまった弘前公園の名物でもある「二の丸大枝垂れ」の1年以上にわたる復活に挑んだ物語がドキュメンタリーとして「NHK プロフェッショナル 仕事の流儀」(テレビ)で放送されました。

PR

弘前市で2014年2月に弘前公園の樹木医採用試験「桜守」

更新日:2013年12月19日(木)

弘前公園 桜とぼんぼり弘前市では17日、弘前公園の桜の管理を行う樹木医の採用試験を来年2月に行うと発表しました。
弘前公園の桜は、弘前市役所の樹木医「小林勝・公園緑地課参事」によって管理され、守られてきました。来年小林さんが定年を迎えることから、新たな樹木医を募集しているとのことです。

来年度は樹木管理を専門に行う部署を設置する方向で進められているようで、弘前市の桜の管理技術を後世に伝える「桜守(さくらもり)」を育て、永続的に桜を守っていけるような仕組みづくりとなるようです。

現在の管理責任者、樹木医の小林勝・公園緑地課参事は、樹木医の兄・範士(のりお)さんから引き継ぐ形で2004年から桜などの管理を行ってきており、
「弘前方式」と呼ばれるリンゴ栽培などを参考にした管理方法をとっています。

全国的にも有名な桜の名所「日本一の桜」と呼ばれる弘前公園(弘前城)の桜を守っていくため、今後も体制的な管理ができるよう取り組んでいくとのことです。

職員採用試験案内について 【樹木管理専門職】

■受付期間:2014年1月14~31日
■試験日:2月15日(採用は原則4月1日付)
■採用予定人員:1人
■受付:弘前市 人材育成課(窓口か郵送)
■お問い合わせ先:弘前市 人材育成課(電話0172-35-1119)
樹木管理専門職 試験案内

PR