桜をアップで撮る の巻!
みなさん、桜の撮影は順調ですか?
カメラ部の編集部も、今年は天気にも恵まれ、いい気分でばんばん撮りまくる毎日です。
ですが、撮った写真を整理していると、ちょっとワンパターンだなーと思うことはありませんか?
弘前公園は桜とお城や桜とお濠など、ベスト撮影スポットが沢山あるため桜を風景として撮影しがちですが、
それだけだと写真がちょっとつまらなくなりますよね。
たまには視点を変えて、桜にグッと近づき花としてクローズアップして撮るのも良いと思います。
今回はアップで撮る方法を勉強して、桜を魅力的に撮影したいと思います!
絞りと背景のぼけの関係を学ぶ
クローズアップして撮影する際、重要になるのが背景のぼけ具合だと思います。
クローズアップしても背景にもピントがあっていると、
ゴチャゴチャして何を撮りたいのかよく分からない写真になってしまうのです。
背景のぼけ具合比較
どうでしょう?印象が違いませんか?
で、背景をぼかすのはどうするんですかgoogle先生!? そう、絞りですね!
絞り値とは、”レンズを通って撮像素子上に写る像の明るさのこと”です。
F+数値で表され、F値やFナンバーと呼ばれることもあります。
絞り値を変えると、レンズを通る光の量が変わり、また、ピントが合って見える範囲も変わります。
ピントを合わせた位置に対して、その前後のピントが合っているように見える範囲を「被写界深度」といいます。
“引用:Nikonホームページより”
先生、全然わかりません!
簡単に言えば、絞りは光を取り込む量を調整する穴のようなもので、光の量を調整するとともに
絞りを絞る(F値を大きくする)とその点を中心に広くピントが合い、
逆に絞りを開くとピントの合う範囲が狭くなります。つまり背景がぼける、ということですかね。
…まだよく分かりませんが、目が悪い人が遠くの物を見る時に目を細めますね、それと同じ原理のようです。
(それがどうゆう原理かもよくわかりませんが…)
絞りの数値を低くすると大きくぼける、と、とりあえず覚えておけば大丈夫です!きっと!!
絞り値を変えるには、マニュアルか絞り優先を使用しますが、今回は絞り優先モード優先モードで撮影します!
マニュアルでももちろん良いのですが、先ほども述べたように絞りを変更すると光の取込量も変わるため、
あわせてシャッタースピードも変更しなければなりません。
絞り優先(AVモード)は絞り値に合わせてシャッタースピードを調節してくれます。初心者にはありがたい!
絞り値を変えて撮影
それでは、絞り値を変えて桜を撮影してみます
背景のボケが変わっているのがわかりますか?
今回の場合はF5.6~F7.1ぐらいが桜も引き立ち良い感じかなと思います。
被写体との距離で数値とぼけの関係も変わりますので、いろいろ試してみてください。
絞りF5.6で撮影しました
良い感じじゃないですか?写真が急に上手くなったような気がしますよね。
背景のぼかし具合は好みで使い分けていただくのが良いかと思います。
コンデジで”マクロモード”がある場合はそれを活用すると綺麗にぼけるのでおすすめです!
この他、アップで雰囲気を変えて撮影するコツ!
逆光で撮る!
逆光で撮ると、花びらの重なりが影となり、いつもと違う雰囲気になっておすすめです。
露出を変える!
わざと露出を明るめにして撮影すると、女子っぽい(笑)写真になり、こちらもおすすめです。
マクロレンズで撮る!
会社にマクロレンズがあったので、マクロレンズでも試してみました。
ちょっと天気の悪い日だったんですが、それでもとても雰囲気のある写真になりました。
使いづらさは若干ありますが、いきなり上手になった気になります。おすすめです。
今回は桜をアップに、印象的に撮影する方法を勉強しました!
弘前公園は染井吉野は終わり始めていますが、これから八重桜が開花します。
また、弘前城植物園はこれから様々な花が咲き誇りはじめます。
花を風景の一部として撮るのもよいですが、たまには花に近寄ってその造形の美しさをとらえてみてください!