より大きな地図で 東屋 を表示
鶴の松(ツルノマツ)
場所:本丸
鷹揚園内随一の名木です。
老鶴形に仕立てられた美しく優雅な形をしているところから「鶴の松」と呼ばれています。
向かいの石垣の中心に「亀の石」と呼ばれる大石があり、「鶴の松」と並び称されています。
名称 | アイグロマツ |
---|---|
科名 | マツ科 |
幹周 | 6メートル |
推定樹齢 | 300年~500年 |
ウラジロモミ(別名ダケモミ・ニッコウモミ)
場所:本丸、三の丸庭園
ウラジロモミは、福島県が北限であり、樹齢100年を超えると樹勢が衰えてきます。
弘前には、弘前城内の他に、東照宮、神明宮などに植えられ、神木にされました。
9代寧親公の頃、自生が多い日光から取り寄せたものと言われています。
科名 | マツ科 |
---|---|
幹周 | 3.2メートル |
樹高 | 23メートル |
推定樹齢 | 180年 |
ツルマサキ
場所:三の丸ピクニック広場
ツルマサキは自然林に多く見かけます。
このように大きく成長しているのは珍しく、幼木と成木の葉の形や大きさがまったく異なるというおもしろい植物です。
ツルマサキが巻きついている樹は枯死していますが、ヒノキアスナロ(ヒバ)です。
科名 | ニシキギ科 |
---|---|
樹高 | 11メートル |
推定樹齢 | 200年 |
アイグロマツ
場所:三の丸
藩日記によれば、貞享2年(1685年)に三の丸土塁にマツを植えたとあり、樹の大きさからその当時のものと考えられる。
5本の側枝に分かれて空高く豪快に伸び、雄大な形がすばらしい。アイグロマツはアカマツとクロマツの雑種で、この樹は環境省の巨樹巨木林調査によると、アイグロマツでは全国1番の太さである。
科名 | マツ科 |
---|---|
幹周 | 6.65メートル |
樹高 | 29メートル |
推定樹齢 | 320年 |
杉(スギ)
場所:三の丸
スギは青森県津軽地方が自生の北限です。この樹は鷹揚圏内に現存するスギでは最古であり、築城以前から自生しているものと言われています。
市内では厳鬼山神社に樹齢推定1000年以上、大沢の堂々平に700年以上の古木があり、いずれも青森県天然記念物に指定されています。
科名 | スギ科 |
---|---|
幹周 | 5.18メートル |
樹高 | 約26メートル |
推定樹齢 | 500年 |
太郎杉の幹(タロウスギノミキ)
場所:植物園内
太郎杉は西茂森の禅林街、長勝寺前の市道中央に立っていました。
やがて幹の上部が枯れ、地上約17m付近で切り落とされながらも生きていましたが、平安10年に残念ながら枯死したものです。
科名 | スギ科 |
---|---|
幹周 | 8.65メートル |
樹高 | 17メートル |
推定樹齢 | 800年 |
ネズコ(別名クロベ)
場所:三の丸
青森県が自生の北限であり、築城以前から自生しているものと言われています。ネズコの大木は全国的に珍しく、この樹は日本でも最大級のものです。
この樹の皮は、昔、火縄銃の火縄として利用されていたということから、築城後も大切にされていたものと思われます。
生木になると、上部でたくさん枝分かれをするのが特徴です。
科名 | ヒノキ科 |
---|---|
幹周 | 5.58メートル |
樹高 | 約17.5メートル |
推定樹齢 | 500年 |
コウヤマキ
場所:植物園内
日本原産、1科1属1種で常緑性高木、雌雄同株。神木として用いられ、東照宮、権現社の社頭に必ず植えられた縁起木です。
この木は三の丸内庭に植えられたもので、県内では最大ではないかといわれています。(一部「弘前の古木名木」より抜粋)
科名 | スギ科 |
---|---|
幹周 | 3.6メートル |
樹高 | 23メートル |
推定樹齢 | 200年 |
サワラ
場所:植物園内
三の丸庭園の築山に植えられています。この庭園が造られたのは文化7年ごろと言われていますが、その時藩内から名木を集めて植えたと言われることから、その当時でも相当な樹齢であったと思われます。市内では最古のサワラです。(一部「弘前の古木名木」より抜粋)
科名 | ヒノキ科 |
---|---|
幹周 | 4.25メートル |
樹高 | 10メートル |
推定樹齢 | 300年 |
オオカリン
場所:西の郭
カリンは、中国原産で徳川三代将軍家光のころに薬用として渡来したものです。(痰とり、せき止め)
この木は、普通のカリンよりも葉、花、果実ともに一回り大きく、時には花が八重咲きになることもあることから、林 弥栄博士よりオオカリンというあたらしい名前がつけられました。
科名 | バラ科 |
---|---|
幹周 | 4メートル |
樹高 | 86センチメートル |
推定樹齢 | 340年 |
カヤ
場所:西の郭
カヤは雄雌が異なる株で、右が雄木、左が雌木です。
ここ西の郭一帯は、かつて薬用植物を植えたことがあり、この樹もその当時の名残で、9代藩主寧親公が、黒石から持参したものと考えられています。
雌雄が揃って植えられているのは珍しく、昔この樹の実を、虫下しとして用いたと言われています。
科名 | イチイ科 |
---|---|
幹周 | 雄 3.6メートル 雌 3.5メートル |
樹高 | 約16メートル |
推定樹齢 | 250年 |
ケンポナシ
場所:西の郭
津軽地方の自然林にはあまり見かけなくなりましたが、弘前城内には土塁などに多く残っています。
この樹の果実の柄は細いカリントウのような形に肥厚し、食べると甘味があるため、枝からは砂糖を作ったと言われています。2日酔いの妙薬とも言われ、藩政時代の有用植物として大切にされたものです。
科名 | クロウメモドキ科 |
---|---|
幹周 | 412センチメートル |
樹高 | 約17.5メートル |
推定樹齢 | 300年 |
根上がりイチョウ
場所:西の郭
この樹は藩政時代にあった屋上の土塁上に植えられたものと思われ、後年土塁が壊されたために根が露出することになりました。
イチョウは、元来気根(地上部から出る根)が発達しやすい特徴を持っており、長寿のものが多く、中国原産で室町時代にわが国に渡来したと考えられています。雄雌異株で、この樹は雄木です。
科名 | イチョウ科 |
---|---|
幹周 | 6メートル |
樹高 | 約32メートル |
推定樹齢 | 300年 |
鳥たち
弘前公園では、四季を通して様々な野鳥が観察できます。
※写真はオシドリ(雄)です。
夏鳥 | アオジ、イカル、オシドリ、カワラヒワ、キジバト、コサメビタキ、コムクドリ、ササゴイ、チゴハヤブサ、チゴモズ、トビ、ムクドリ、モズ |
---|---|
冬鳥 | コガモ、コブハクチョウ、シメ、ツグミ、ウソ |
漂鳥 | ウグイス、キクイタダキ、メジロ |
留鳥 | アオゲラ、アカゲラ、オオタカ、カルガモ、カワセミ、キセキレイ、ゴイサギ、シジュウカラ、ハクセキレイ、ヒガラ、ヒヨドリ、ヤマガラ |