【歴代最長の24日間を振り返る】2024年弘前さくらまつり
2024年の弘前さくらまつりは5月5日に閉幕し、歴代最長となる24日間の会期を終えました。
会場の弘前公園は今年も絢爛豪華な桜の宴に包まれ、新型コロナウイルスの感染拡大以後では初となる、制限のない祭りとなったこともあり、多くの観光客で連日にぎわいました。
のべ245万人(弘前市発表、推計値)が訪れた今年の祭りを振り返ります。
ソメイヨシノが咲くまで
【開花予想の推移】
弘前公園のソメイヨシノ開花日は平年値(30年平均)で4月22日。
直近10年は早咲き傾向となっており、今年の開花も平年より早いと予想されていました。
【祭りまでの動き】
開花から平均40日後に桜が咲くとされるマルバマンサクが、今年は統計開始以来で初となる2月の開花となりました。ソメイヨシノが史上最も早い開花(4月7日)となった2023年が3月7日だったことから2024年も早咲きが見込まれました。
ソメイヨシノ開花が早まる見込みを受け、弘前市など主催4団体が開幕の前倒しを決定。
これにより会期は24日間と、歴代で最も長い祭りになりました。
2024年の弘前さくらまつり
※人出は弘前市発表の推計値
4月12日 弘前さくらまつり開幕(3万人)
追手門で行われた弘前さくらまつりオープニングセレモニー
外濠のソメイヨシノのつぼみ
4月13日 外濠のソメイヨシノ開花(6万人)
4月13日の外濠のソメイヨシノのつぼみ
4月13日の外濠の様子
4月14日 園内のソメイヨシノ開花(7万人)
弘前公園 外濠、東門前の様子
外濠南側のソメイヨシノ
開花したソメイヨシノ標準木の枝先
この日開花した御滝桜
4月15日 弘前枝垂れ、エドヒガンなど満開(6万人)
満開を迎えた弘前枝垂れ
満開となったピクニック広場のエドヒガン
満開を迎えた北の郭のベニシダレ
弘前公園外濠 弘前藩ねぷた村周辺
4月16日 外濠南側が満開(8万人)
弘前公園外濠南側・弘前市役所前のソメイヨシノ
外濠東側・中央高校口前
杉の大橋のたもとから
弘前城と御滝桜
4月17日 外濠全域、西濠西岸で満開(4万人)
西濠西岸・ボート乗り場から
弘前公園北門と外濠のソメイヨシノ
旧紺屋町消防屯所から望む西濠と春陽橋
北門口・亀甲橋と外濠北側のソメイヨシノ
4月18日 「弘前七輪咲き桜」を発見(13万人)
弘前公園最長寿のソメイヨシノで見つかった七輪咲きの花
北の郭から見た下乗橋とソメイヨシノ
「弘前桜七景」の一つ「桜のハート」も見ごろに
満開になった日本一太いソメイヨシノ
4月19日 園内全域で満開宣言(17万人)
満開を迎えた弘前公園最古のソメイヨシノ
満開のソメイヨシノと杉の大橋・南内門
ライトアップされた西濠
弘前城本丸で開かれた「満開セレモニー」
4月20日 ソメイヨシノの満開続く、外濠に花筏(33万人)
外濠に見られ始めた花筏
花見客でにぎわう賀田橋前
多くの花見客が集うレクリエーション広場
ヤエベニシダレが鮮やかな東門口
4月21日 外濠や西濠西岸で花吹雪、花筏(29万人)
弘前公園外濠・弘前藩ねぷた村周辺
早朝の春陽橋
桜のトンネル
下乗橋周辺
4月22日 ヤエベニシダレ満開(18万人)
本丸のヤエベニシダレとソメイヨシノ
二の丸・与力番所向かいのヤエベニシダレ
二の丸大枝垂れ
陸奥新報社前の花筏
4月23日 園内全域で花吹雪、花筏(16万人)
展望台から見た本丸
春陽橋から眺める西濠
市民会館口にできた花筏
ボートで遊覧する花見客が見られた西濠
4月24日 「弘前七桜」咲き始め(6万人)
西濠北側にできた花筏
ピクニック広場で咲き始めた東錦
花吹雪が見られた西の郭の土手
下乗橋とソメイヨシノ
4月25日 ウコンなどが開花
開花した本丸のウコン
北の郭の弘前雪明かり
カスミザクラ(正徳桜)と東内門
外濠南側の花筏
4月26日 関山、普賢象が開花(4万人)
ピクニック広場の有明
開花したピクニック広場の関山
追手門口にできた花筏
7分咲きの弘前雪明かり
4月27日 弘前雪明かりが満開(13万人)
4月28日 東錦が満開(16万人)
弘前公園発祥の八重桜「弘前雪明かり」が満開
お花見客で賑わうピクニック広場
植物園東門側入口前の白妙
四の丸の関山のトンネル
4月29日 ウコン、松月が満開(9万人)
4月30日 弘前七桜4品種の満開続く(2万人)
北の郭の松月
北の郭の須磨浦普賢象
児童遊園地の東錦
7分咲きの関山(児童遊園地)
5月1日 関山が満開(3万人)
満開となった四の丸・関山のトンネル
本丸のウコン
児童遊園地近く、東錦の花吹雪
ピクニック広場の弘前雪明かり
5月2日 普賢象が満開(4万人)
弘前城天守と普賢象
児童遊園地のチューリップと関山
ピクニック広場の関山(左)と鬱金
ピクニック広場の鬱金(手前)と東錦
5月3日 弘前七桜4品種の満開続く(7万人)
5月4日 鬱金、関山、普賢象が満開(9万人)
5月5日 弘前さくらまつり閉幕(4万人)
2024年の弘前さくらまつりは会期中、おおむね好天に恵まれ、桜の花もちもよく、多くの人にとって素晴らしい祭りになったのではないでしょうか。
それでは来年のさくらまつりで、またお会いしましょう!