【弘前公園桜守が解説】弘前公園の桜の開花は?予想と発表について

2025年4月17日の弘前公園・ソメイヨシノ標準木のつぼみ
弘前公園のソメイヨシノは、4月17日に外濠東側の開花が発表されました。弘前公園独自の開花予想では当初、4月16日に園内の開花を見込んでいましたが、4月17日も園内の開花は見送りとなりました。
弘前公園の桜の開花について、予想や発表はどのような基準でされているのでしょうか?

2025年4月17日の弘前公園・外濠東側のソメイヨシノ
桜の花芽は前年の夏にできた後、気温の下がる冬場に休眠し、そこから気温の上昇とともに目覚めます(休眠打破)。休眠打破からの積算気温により、おおよその開花日が予想されます。弘前公園ではソメイヨシノをはじめとする園内の桜を、気温の推移だけではなくさまざまな要素を総合して、独自の開花日予想を行っています。
今年の弘前公園の開花予想では、第1回(3月14日付)から第5回(4月11日付)まで、園内の開花を4月16日と見込んでいました。4月10日~13日は5月上旬並みの暖かさとなりましたが、4月14、15日で一気に気温が下がりました。弘前公園の桜を管理する桜守(樹木医)の橋場真紀子さんによると「2日連続で最高気温が平年値を下回ったことで開花に至らなかった」ということです。

2025年4月17日午後、標準木を確認する桜守のみなさん
4月17日には午前に外濠東側のソメイヨシノと本丸の御滝桜の開花が発表されましたが、日中の高温を受けて午後には園内の標準木を桜守が再度確認。橋場さんによると「花が3つほどほころんでいる箇所があったものの、開花を宣言できる基準にはあとひとつ及ばず、この日の開花の発表は見送った」といいます。園内でも花がほころび始めたソメイヨシノが見られますが、これには風の影響もあり、「標準木(のある北の郭)は風を受けやすい。風があまり吹かない場所では桜が次々と咲いている」と橋場さん。外濠では、この日開花が発表された東側のほか、南側でも開花が見られましたが、自動車の排気ガスなどの暖気を受けやすい場所のため「一部は開花しているが外的要因が強く、自然状態での開花ではない」として開花の発表が見送られたということです。

2025年4月17日の弘前公園外濠南側
外濠はあす4月18日にも全域で開花が発表される見込みで、園内(標準木)の開花発表や満開予想については今後の最低気温の推移によるとのことです。