亀甲橋 (カメノコバシ)

更新日:2012年03月31日(土)
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その名は玄武という亀に由来

弘前城(弘前公園)の亀甲橋

外濠を隔て、市街地である亀甲町と四の丸に架かります。四神相応の地(※1)にならい、城外北方にある土地を亀甲町、北門を亀甲門と定めたことから、この橋もまた亀甲橋となったと思われます。
藩政時代は、戦になると敵の侵入を防ぐため壊される架け橋でした。
※1 四神相応の地とは、風水思想でいう、東に青龍が宿る川、西に白虎が宿る道、南に朱雀が宿る池、北に玄武が宿る山に囲まれた土地をいいます。
玄武は脚の長い亀に、蛇が巻き付いた形で表現されます。

弘前城(弘前公園)の亀甲橋

橋の周辺

亀甲橋の付近には、江戸後期に建築されたという石場家住宅が、その奥の仲町には武家屋敷があります。周辺の外濠では、フナを釣る市民の姿がよく見られます。

基本情報

架け替え 2004年(平成16年)3月
橋の長さ 14.4メートル
橋の幅 4.5メートル

位置


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弘前城(弘前公園)の亀甲橋

亀甲町へ

亀甲橋を渡ると正面に広がるのは、亀甲町。門や橋と同じく「亀甲」の名を冠していることからわかるように、城下町弘前の中でももっとも古い歴史を持つ町のひとつです。


弘前城(弘前公園)の亀甲橋

緑の橋とのコントラスト

優美な姿を見せる亀甲橋。春には桜が、秋にはもみじが周囲に咲き誇り、落ち着いた緑の橋とのコントラストが絶妙な美しさを演出してくれます。


弘前城(弘前公園)の亀甲橋

津軽藩ねぷた村

亀甲橋の上から、外濠を眺めた様子。濠のさらに向こうに見える建物は、津軽藩ねぷた村です。お土産売り場やお食事どころ、大きな駐車場も備えており、この付近から弘前公園一帯を散策する拠点のひとつによいでしょう。
なお、濠沿いの道路(県道31号線)は道幅が狭いわりに交通量が激しいので、徒歩での移動はご注意ください。

周辺施設・スポット

弘前城(弘前公園)の亀甲橋

亀甲門/北門

築城後間もなくこの門が弘前城の正門とされていましたが、やがて追手門が正門となり、北門は裏門の扱いとなりました。
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弘前城(弘前公園)の護国神社

護国神社

護国神社は、12代藩主承昭によって箱舘戦争の戦没者慰霊のため1870年(明治3年)に創建されました。
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弘前城(弘前公園)のレクリエーション広場

レクリエーション広場

広場を取り囲むように、ソメイヨシノが植えられており、春は優雅な花弁の舞を楽しむことができます。
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弘前城(弘前公園)の賀田橋

賀田橋

二階堰を隔て、三の丸と四の丸に架かります。戦になると敵の侵入を防ぐため壊される架け橋でした。
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最寄りの出口

弘前城(弘前公園)の亀甲門口

亀甲門口

外濠に架かる橋は「亀甲橋」です。橋と目と鼻の先には、江戸時代の建築物である「石場家住宅」があります。
北門口の付近には路線バスがあり、また周辺には1回300円~500円の駐車場があるため、車で来場される方にも便利です。

最寄のトイレ


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亀甲門(北門)前トイレ

亀甲門(北門)をくぐり園内に入ると、すぐ左手の方向にあります。
トイレの標識は、人々に解りやすい標識でありながら、公園の景観を損なわないデザインになっております。

橋一覧

弘前城(弘前公園)の杉の大橋

杉の大橋

杉の大橋は、二の丸と三の丸を隔てる内濠に架かります。

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弘前城(弘前公園)の下乗橋

下乗橋

下乗橋は、本丸と二の丸を隔てる中濠に架かります。

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弘前城(弘前公園)の鷹丘橋

鷹丘橋

鷹丘橋は、本丸と北の郭を隔てる中濠に架かります。

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弘前城(弘前公園)の波祢橋

波祢橋

波祢橋は、四の丸と北の郭に、二階堰川を隔て架かります。

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弘前城(弘前公園)の春陽橋

春陽橋

春陽橋は、西濠の北側に架かる、園内最長の橋です。

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弘前城(弘前公園)の賀田橋

賀田橋

賀田橋は、三の丸と四の丸を隔てる二階堰川に架かります。

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弘前城(弘前公園)の亀甲橋

亀甲橋

亀甲橋は、亀甲町から北門へと架かる橋です。

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弘前城(弘前公園)の一陽橋

一陽橋

一陽橋は、藩政時代にはなかった橋ですが、通行の利便性のために架橋されました。

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弘前城(弘前公園)の石橋

石橋

石橋は、二の丸と三の丸を隔てる中濠に架かる、園内で唯一、石で造られた橋です。

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[更新日:2012-03-31| カテゴリー: ]
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